この日はシシーミュジアムを見学した後、ぶらっと国立歌劇場近辺に歩いて来ました。国立歌劇場の横に人が並んでいることに気付きました。近くまで行くと、どうやら立ち見席の列。今夜7:30のオペラRigoletto、まだ4時にもなっていまいですが、すでに4、5組が並んでいました。
オーストリア人のおじさんが小さい椅子をもって来て座って待っていました。
アメリカ人のリタイアおじいちゃんが、ウィーンで立ち見ですでに15回オペラを見たと教えてくれました。
どうせ夜暇なので立ち見席を並んでみることにしました。しかし、その日はスニーカーにTシャツというオペラ鑑賞には不適切な恰好なのでとりあえず近所のショッピング街で服と靴を買いに行きました。
服と靴を買ってきてすでに5時近くになりました。オペラ座の横のドアがすでに開いており、中に入って並ぶことができるようになりました。
係り員の説明を聞くと、どうやら80分前になると専用窓口で、立ち見チケットの販売が始まります。お値段は公演カテゴリーにかかわらず均一。人気がある平土間奥のParterreが4ユーロ、BalkonとGalerieが3ユーロです。
オペラ座案内ツアーでさえ9ユーロかかるのに対し、実際のオペラを立ち見すると衝撃の3ユーロ。
チケットは、1人1枚しか買うことができません。そのため、友人の分まで購入して、という方法は不可です。必ず全員一緒に並ばなければいけません。
私は、立ち見常連のアメリカ人おじいちゃんのアドバイス通り、バルコニーのチケット3ユーロで購入。
Balkonの場合、中央に近い側で、かつ最前列が確保できれば、非常によく見えます。変に座っているよりよく見えるらしいです。
チケットを購入したら、係の案内に従い、7階のバルコニーへ、結構階段を上りました。
開場の合図と同時に立ち見のお客さまも立ち見席へ入ることができます。
みんなスカーフや糸など席どりします。自分の席にスカーフなどでマークをつけたら、そこに居なくても大丈夫です。立ち見席は、席確保の印として手すりに自分のハンカチやストールを巻きつける掟であります。開演までまだ30-40分時間があるので、その間どこに居ても自由みたいです。係員が待機していて、立ち見席の場所調整を行ってくれます。遅く入って来た人たちは、ほかの人がすでに確保した席には入らないように、係員が案内します。
私はアメリカ人おじいちゃんのアドバイス通り、ギャラリーバルコニーの中央最前列を確保できました!
私の席からの見え方はこんな感じです。
3ユーロの立ち見席でも、ちゃんと一人ずつ英語字幕が出る小さいモニターが付いていてありがたいです。
オペラの休憩中にオペラハウスの中を見学。
見学ツアーより3ユーロでオペラも見ることができてお値打ちです。