イギリスのEU離脱は、どう考えてもイギリスの不動産市場にポジティブのニュースではないですが、EU離脱のニュースが発表してから、イギリスの不動産価格は、力強く上昇しています。
イギリスのメディアは、2021年まで上昇の幅25%と予想しています。
友達が2014年にロンドンの南東、Orpingtonというところで、3階建ての一戸建てを35万ポンドで購入しました。
駅から徒歩15分ぐらいです。
こんな郊外で、こんな駅から遠いところで、当時の為替で7000万円もする一戸建て、ありえないと思いました。
約4年たった今、その家は50万ポンドに値上がりました。
ポンド安が進行し、円ベースで考えると、とんとんですね。
でも、不動産投資は、個人の資産形成上、非常に重要なものです。
恐らく大部分の人は一生の収入のかなりの割合を何らかの形で「住居」に使います。
賃貸にしても、戸建にして、分譲マンションにしても。
中国の知り合い、二人います。
一人はエリートで、名門大学卒、大企業勤め、
もう一人は、無名の大学卒、すぐに専業主婦になり、無職。
でも後者の方は、2002年から中国の北京で家を2軒買いました。当時3000万円の価値しかない家は、今は3億円になっています。
その二人の違いは、なんなのか、「リスクを取る」姿勢です。
専業主婦の方が、過去10年の時代のチャンスをうまくつかんで資産を築きました。
エリートの方は、色々知りすぎて、逆にリスクを取ることできず、リターンを得ることもできませんでした。
重要なのは、世の中のことを自分の中で整理して、自分なりの結論を出して、行動することです。
イギリスの離脱は本質どういう意味を持つか、これから想定されるシミュレーションはなんなのか。
情報収集、分析、行動すること。
株式のアナリストがよく使う「シナリオ」という分析手法ですが、投資の時だけではなく、私たち個人の生活、計画、予想にも役に立ちます。
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イギリス不動産の先行きは、イギリス国内の物価、ポンドの為替にリンクしていると思います。
EU離脱、国内のインフレー、ポンド安、資産価格の上昇、というシナリオ。
国内インフレーはすでに起きているように感じます。
海外から投資する場合は、慎重であるべきですが、イギリスに住む場合は、Cashを持つことはどうか思います。
2、3年後、この予想が当たるかどうか、検証を楽しみにしています。
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