イギリスで暮らしていても主食が何なのかいまいちピンとこないのですが、やはり日本人としてはお米が欲しくなります。
日本米も買えますが高いのでうちではいくつか使い分けています。簡単にそれぞれ紹介したいと思います。
・日本米
日系のスーパーなどでは日本のパッケージそのままで売っています。種類もそこそこ豊富で、こしひかりやあきたこまち、ゆめぴりかなど一通りそろっています。当然味も同じ。難点は高いこと(5㎏で15~30ポンド、日本の2~5倍程度)と、新米が手に入りにくいことです。
うちはいつもピカデリーサーカスにあるジャパンセンターで日本米を買っています。お値段がリーズナブルで味も美味しいです。友達を招待して日本米のごはんを出したら、絶賛され嬉しかったです。
でもお米がかなり重いので抱えて買えるのが一苦労、最近ジャパンセンターで通販を利用しています。
・ヨーロッパ産等の日本種米
Sushi riceなどと表記されていることが多いです。少し日本米と形状が違うようにも感じるものもありますが、基本的には似たような味です。炊き方等も同じ。日本米ほど香りがよくない場合もありますが、安くて新鮮なものが買えるのが利点です。品質を向上させるのも進んでいるようで、先日買ったイタリア産のゆたかというお米は5㎏11ポンドでかなり美味しかったです。
・タイ産Jasmine rice ジャスミンライス
日本でもカルディなど扱うところも増えてきて割と馴染のある品種かと思います。香港で住んでいたころは一番メインで使っていて、今でも日本米と交互に使っているお気に入りです。香港だとかなり安く種類も豊富だったのですが、ロンドンでは多少高く種類もほとんど選べません。それでも5㎏を5~8ポンドで買えるので日本米よりかなり経済的です。名前の通り、香りがよくおいしいです。チャーハンを作るときも最適ですし、タイ名物の海南チキンライスも最高です。炊き方は、基本的に研いだり漬け置きもせずそのまま炊きます。水加減はほぼ日本米と同じですが、個人的には日本米より少し水が多めの方がいいように感じます。洗うと香りが飛ぶので、気になっても軽くすすぐ程度にしてください。Waitrose、テスコで普通に売っているので買いやすいのも助かります。
・Basmati インド、パキスタン産のバスマティ
イギリスのスーパーでかなり種類も多くよく売っているお米です。一番安く、10kgでも10ポンド以下で買えます。熟成させたものが高級品らしく、2~3年熟成させたものもあります。これも上手く調理すればインド料理によく合うおいしいお米なのですが、炊飯器ではあまり上手く炊けません。炊飯器で調理すると柔らかくなりすぎ、香りもあまりよくありません。このお米は漬け置きをして、茹でるように多めの水で調理し、お湯を切って食べるようです。なかなか上手く調理できないのであまりメインでは使いませんが、慣れればいいお米だと思います。
タイ米は香港でもイギリスでもおいしいものが安く買えるので結構重宝しています。日本産のお米も下手に関税等で保護しないで積極的に海外に輸出すれば多少高くても(今ほどでなければ)売れるはずなのになと思います。ちなみにこっちではジャガイモがかなり安くてすごく美味しいので、主食とはいきませんが日本より買う量が増えました。チップスかマッシュポテトが色々な料理に付くことを考えるとこっちではジャガイモが主食に近いのかもしれません。